2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18658091
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
北辻 政文 宮城大学, 食産業学部, 助教授 (30195268)
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Keywords | フライアッシュ / プレフォーム型AE剤 / 気泡間隔係数 / 耐凍害性 / 高流動コンクリート / プレキャスト製品 / 未燃カーボン |
Research Abstract |
フライアッシュは資源の有効利用およびアルカリシリカ反応対策の観点から利用の拡大が期待されている。しかし,フライアッシュコンクリートはフライアッシュに含まれる未燃カーボンがAE剤を吸着し,コンクリートの空気量を適正に管理することは難しいため,耐凍害性が低下する危険性がある。そこで本研究では,未燃カーボンの影響を受けにくいムース状のプレフォーム型AE剤を用いて,微細な空気泡を混入することにより,耐凍害性を高めることを試みた。研究の結果,以下のことが明らかとなった。 1)プレフォーム型AE剤はムース状の微細泡の集合体であり,普通コンクリートに使用した場合,コンクリートのフレッシュ性状,強度特性および耐凍害性は,普通AE剤と同等かそれ以上である。 2)プレフォーム型岨剤はフライアッシュに含まれる未燃カーボンの影響を受けにくく,空気量のコントロールが容易である。また,フレッシュコンクリートの空気量が同じ場合,プレフォーム型AE剤コンクリートの気泡間隔係数は普通AE剤を用いたコンクリートに比べて小さい。このため,耐凍害性が高い。 3)プレフォーム型AE剤を用いた高流動フライアッシュプレキャスト製品は,製造時の脱泡量が少なく,少ない空気量でも耐凍害性が確保できる。さらに製品の肌面も綺麗に仕上がる。
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