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2006 Fiscal Year Annual Research Report

深海性イプシロンプロテオバクテリアにおける遺伝子操作系の確立

Research Project

Project/Area Number 18658135
Research InstitutionJapan Agency for Marine-Earth Science and Technology

Principal Investigator

布浦 拓郎  独立行政法人海洋研究開発機構, 極限環境生物圏研究センター, 研究員 (60359164)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 正浩  独立行政法人海洋研究開発機構, 極限環境生物圏研究センター, ポストドクトラル研究員 (60435849)
Keywords深海環境 / 独立栄養生物 / 熱水噴出孔 / 微生物
Research Abstract

19年度においては、1)新規イプシロンプロテオバクテリア菌株の取得、2)保有する深海性イプシロンプロテオバクテリアからのプラスミド探索、3)ゲノム解析終了菌株を用いたプレート培養条件及び4)抗生物質感受性テストを行った。なお、HelicobacterやCampylobacter等の遺伝子導入・破壊実験に用いられるプラスミドを用いた研究はプレート培養条件の検討に時間を要し、19年度は至らなかった。個々の成果については以下の通りである。
1)新たな菌株の取得を目指し、以前の研究より、深海性イプシロンプロテオバクテリアが生息することが明らかになっている石西礁湖海底温泉より単離を試みた。現在、単離菌株の同定を進めている。
2)これまでに深海底熱水孔周辺より単離したイプシロンプロテオバクテリア約50菌株について、定法により、プラスミド抽出を試みたが、プラスミド保有菌株を見出すことはできなかった。
3)イプシロンプロテオバクテリアのプレート培養法を検討した。菌液のプレートヘの塗布から培養までを嫌気環境下で行うことでコロニー形成を観察することが出来た。培地のゲル化材の検討も行いゲルライト(和光)が適当であることを確認した。
4)プラスミドの遺伝子マーカーとして耐熱性カナマイシン耐性遺伝子を用いるための準備試験として、イプシロンプロテオバクテリアのカナマイシン感受性を観察したところ、50mg/lの濃度のカナマイシンで33-55℃の条件でほとんどの生育を抑制できることを確認し、カナマイシン耐性遺伝子が遺伝子マーカーとして有効であることが判明した。現在この遺伝子マーカーをゲノム上に直接組込むことでカナマイシン耐性能を獲得するかを検討中である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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