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2006 Fiscal Year Annual Research Report

「リボスィッチ」による植物の代謝制御の新展開

Research Project

Project/Area Number 18658139
Research InstitutionIshikawa Prefectural University

Principal Investigator

竹村 美保  石川県立大学, 生物資源環境学部, 助教授 (20273857)

Keywordsリボスィッチ / 代謝工学 / 植物 / 発現制御
Research Abstract

本研究では、植物の代謝系で機能するリボスィッチを網羅的にスクリーニングすることを目的どしている。そのためにまず、GFP(緑色蛍光タンパク質)レポーター遺伝子を用いてセルソーターで目的の細胞を分離する方法を確立する必要がある。本年度は、既にリボスィッチとして知られている系を用いて、セルソーターでリボスィッチのスクリーニングが可能かどうかを検討した。既知の系としては、リジンがリボスィッチとして働くLysC遺伝子発現制御系を用いた。この系については、身30遺伝子の発現制御に必要な配列も明らかにされており、リボスィッチとして働くリジンの濃度もわかっている。まず、LysC遺伝子の制御配列を大腸菌よりクローニングし、GFP遺伝子の上流に連結した。この融合遺伝子を大腸菌に形質転換し、通常の培地で生育させた。この場合、リボスィッチは働いていないと考えられ、実際LysC制御配列からの遺伝子発現が起こり、大腸菌が緑色蛍光を発することが確かめられた。また、セルソーターによって、緑色蛍光の強度分布を調べた。次に、リジンを含む培地でこの大腸菌を生育させ、セルソーターを用いて、緑色蛍光の強度分布がどうなるかを調べた。その結果、50mg/1リジンを添加した場合、蛍光強度の分布が強度減少の方向に移動した。また、5mg/1リジンの添加では分布の変化は小さく、リジンの効果は濃度依存的であることがわかった。以上の結果から、GFPレポーター遺伝子を用いた、セルソーターによるリボスィッチの検出が可能であることが示唆された。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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