2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659027
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤井 信孝 Kyoto University, 薬学研究科, 教授 (60109014)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 浩章 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (30322192)
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Keywords | 化合物バンク / ドラッグ指向性 / 創薬テンプレート / ケミカルバイオロジー / 多成分反応 / イソキノリン / キノリン / インドリン |
Research Abstract |
ゲノム関連科学の成果を徒に膨大な情報の蓄積に終わらせるのでは無く、真に人類に有用なものとするためには、ケミカルゲノミクス(ケミカルバイオロジー)研究に利用可能な化合物バンク構築を強力に推進する必要があると考えられる。当該萌芽研究では我が国独自の「ドラッグ指向性化合物バンク」構築のための基礎研究を行い、平成19年度以下の研究成果を得た。 (1)公的機関保有化合物を基にした多様性化合物ライブラリーの構築(藤井担当) ケミカルバイオロジー研究用のライブラリーは、生物活性の発現と効率向上のために、多様性が富んだ「Drug-oriented」化合物を数多く含むライブラリーを構築する必要がある。平成19年度においてはその一環として、当研究室で開発した新規複素環骨格構築法により得られた化合物及び他の研究室から供与された化合物約500種類について整理、秤量、プレート化を行い、ライブラリー構築に関するノウハウの蓄積を行った。さらに、市販化合物を約2,000種類購入してケミカルスペースを拡充し、多様性に富んだドラッグライク化合物バンクの基盤を構築した。 (2)新規創薬テンプレートの構築と創薬展開(大野担当) 新規骨格を構築する最新の合成化学を適用して化合物ライブラリーを構築した場合、特許性の高い化合物の創出に繋がる利点がある。報告者はドラッグライクな創薬テンプレートの簡便構築法の開発を目指して検討を行い、四成分カップリングー閉環反応によるアミノメチルイソキノリン誘導体の新規合成法、C-H活性化反応を利用したジヒドロキノリン及びインドリンの簡便合成法の開発に成功した。
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Research Products
(14 results)