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2006 Fiscal Year Annual Research Report

温熱的快適感の皮膚分節に従った脳内情報処理の解析

Research Project

Project/Area Number 18659062
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

彼末 一之  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (50127213)

Keywords温熱的快適感 / ヒト / 皮膚分節
Research Abstract

本年は上肢における温熱的感覚の部位差一皮膚分節に注目して実験を行った.
<実験方法>環境温33℃湿度50%とし、健康な男性5名、女性4名を被験者として実験を行った。ビニールチューブをつなぎ合わせた刺激装置を作成し、設定した温度の水を流して温度刺激を行った。左上肢の2部位、C5〜C6支配部位(外側)とC8〜T1支配部位(内側)をそれぞれ300cm2温度刺激した。ベースラインの水温は35℃とし、温刺激45℃、冷刺激25℃とした。温刺激、冷刺激をそれぞれの部位に2回ずつ行い、一度の刺激は90秒とし、各刺激は4分30秒の間隔を取って行った。感覚の申告には14cmの直線スケール上に被験者自身が記入する方法を用い、全身および刺激部位の温度感覚、温熱的快・不快感を刺激前後で測定した。また寒冷暴露実験では環境温22℃、湿度50%とし、刺激装置に流す水の温度をベースライン32℃、温刺激42℃、冷刺激22℃とし、その他は実験2と同様の方法で行った。男性4名、女性5名の被験者が実験に参加した。
両実験ともに、全身および局所の温度感覚、温熱的快・不快感に関して刺激部位による差は認められなかった。
今回の実験からは「温熱的感覚には皮膚分節に従った特徴がある」という仮説の立証はできなかった。この仮説を検証するためには、方法を変えさらに実験を行う必要がある。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] of skin temperatures, temperature related sensations, and their joint visualization.2006

    • Author(s)
      M.Nakamura et al.
    • Journal Title

      J. Physiol. Sci. 56(6)

      Pages: 459-464

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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