2007 Fiscal Year Annual Research Report
細胞工学を用いた神経活動モニタリング法の開発とインビボへの応用
Project/Area Number |
18659063
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
上田 陽一 University of Occupational and Environmental Health, Japan, 医学部, 教授 (10232745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 広明 産業医科大学, 医学部, 助教 (10369051)
横山 徹 産業医科大学, 医学部, 助教 (80425321)
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Keywords | Fos / バソプレッシン / オキシトシン / トランスジェニックラット / GFP |
Research Abstract |
本研究は,インビボでの神経分泌細胞の同定と神経活動の可視化およびそのモニタリングシステムの開発を目的としている。(1)これまでにトランスジェニック技術によりバゾプレッシン-GFP(緑色蛍光タンパク)トランスジェニックラットおよびオキシトシン-CFP(シアン蛍光タンパク)トランスジェニックラットを作製した。さらに,これらのトランスジェニックラットの交配によりダブルトランスジェニックラットを得ることに成功した。本ダブルトランスジェニックラットでは,視床下部内に緑色蛍光ニューロンと青色蛍光ニューロンが存在し,下垂体後葉では軸索終末に緑色蛍光と青色蛍光を観察することができた。(2)Fos-RFP(赤色蛍光タンパク)トランスジェニックラットを作製した。本トランスジェニックラットでは,ストレス刺激(侵害ストレス)後に視床下部室傍核ニューロンの核内に赤色蛍光を観察することができた。今後,バゾプレッシン-GFP(緑色蛍光タンパク)トランスジェニックラットおよびオキシトシン-CFP(シアン蛍光タンパク)トランスジェニックラットとFos-RFP(赤色蛍光タンパク)トランスジェニックラットを交配することによりダブルトランスジェニックおよびトリプルトランスジェニックラットを作製する予定である。(3)緑色蛍光タンパクをインビボで経時的にモニターするための装置を開発したが,さらに青色および赤色蛍光タンパクをモニターするために改良する予定である。
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Research Products
(6 results)