2006 Fiscal Year Annual Research Report
せん妄の早期発見、早期治療のための医療スタッフ向け教育プログラムの開発
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18659150
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
明智 龍男 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80281682)
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Keywords | せん妄 / リスクマネージメント / 早期発見 / 教育プログラム |
Research Abstract |
【目的】本研究では、せん妄の早期発見、早期治療に資するための医療スタッフに対するせん妄教育プログラムを開発することを目的とする。より具体的には、看護師を対象とした「せん妄教育プログラム」を開発し、その実施可能性を検討すること、および本プログラムが看護師のせん妄に関する正しい珪解や知識の向上、せん妄患者の早期発見やそのケアに対する自信の改善に寄与するか否かを検討することを目的とする。平成18年度は、実施するプログラムの教育用資料および評価方法の作成を行った。 【方法】複数の精神科医、看護師が中心となり、実施するプログラムの教育用資料および評価方法の作成を行った。 ・講義用スライド:せん妄に関する文献の系統的レビューを行うとともに多職種での議論等をもとに、せん妄に関する講義用のスライドを作成した。講義内容としては、せん妄の定義、診断基準、鑑別診断、臨床症状、スクリーニング方法、有病率、ハイリスク群、原因、転帰、マネージメントおよびケアの方法、せん妄を発現した実際の事例等を含めた。 ・学習用テキスト:せん妄に関しての系統的な知識を含めたテキストを作成した。 ・看護師のためのせん妄のスクリーニングツール(NEECHAM confusion scale : NCS) : NCSは看護師のせん妄アセスメントのために開発された評価法である。本プログラムで実施するNEECHAMについての演習用のスライドと資料を作成した。 ・プログラムの有用性の評価方法:せん妄に関しての全般的な知識およびせん妄患者のケアに対する自信を評価するための自己記入式質問票を作成した三後者に関しては、10段階のリカート方式とした。 【結果】せん妄教育プログラムで使用する教育資料および評価方法が完成した。
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