2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659244
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
星野 友昭 久留米大学, 医学部, 講師 (00261066)
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Keywords | サイトカイン / 肺障害 / 酸化還元 |
Research Abstract |
Redox蛋白チオレドキシン(TRX)ががIL-18/1L-2とブレオマイシンが誘導する2つの間質肺炎・肺障害モデルを抑制することを米国呼吸器学会誌に報告した。しかし、TRX欠損マウスは致死のため生体におけるTRXの役割は不明な点が多い。そこでTRXの機能解析のため、欠損マウスの代わりにダブルストランドRNAi (dsRNAi)を用いたKOマウスの樹立を試みている。 dsRNAiを用いたTRXノックダウンマウスの作製のためマウスTRX (mTRX)のcDNAをRT-PCR法で増幅し、シークエンスして得た。このmTRX cDNAを3'←5'と5'→3'の2つ逆方向に繋がったinverted repeat (ir) mTRX cDNAを作製した。これを理研の石井俊輔博士から供与されたpDECAP vectorに組み込む(以下pDECAP-ir mTRX)。また確認のためmTRX cDNAを発現ヴェクターpcdef3に組み込む(以下pcdef3-mTRX)。これを常道に従い293細胞にpcdef3-mTRXとpDECAP-ir mTRXに一過性にこの2つの遺伝子を強発現(double transfection)しNorthern blot法でIn vitroでこのコンストラクトがTRXの発現を抑制するのを確認する。同時にmTRX抗体を自前で作製しこの抗体を用いてmTRXのELISAを樹立する。樹立できたらpcdef3-mTRXが発現した293細胞の培養上清中のmTRXがpDECAP-ir mTRXで抑制するか確認する。確認終了後、このコンストラクトを制限酵素で切り出し精製しした。現在このコンストラクトの機能を解析中である。
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Research Products
(3 results)