2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659244
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
星野 友昭 Kurume University, 医学部, 講師 (00261066)
|
Keywords | サイトカイン / 肺障害 / 酸化還元 |
Research Abstract |
H19年度では以下の研究を行った。 1.ミエローマ細胞を用いて抗ヒトIL-18モノクロナール抗体を5クローン樹立した。 2.樹立した5クローンはすべてWestern Blot法に使用できた。18KdaのIL-18を認識した。 3.樹立した5クローンのうち一つ(1-8D)の抗ヒトIL-18モノクロナール抗体は免疫染色法に用いることが出来た。 4.この1-8Dを用いてCOPDの解析を行いCOPDの肺病変部でIL-18が強く発現することを報告した(Imaoka H,Hoshino T,Takei S,Kinoshita T,Okamoto M,Kawayama T,Kato S,Iwasaki H,Watanabe K,Aizawa H.Interleukin-18 production and pulmonary function in COPD.Eur Respir J.2008;31:287-297.)。 5.これらの抗ヒトIL-18モノクロナール抗体の組み合わせではELISAは出来なかった。 これらの実験結果から,これらの抗ヒトIL-18モノクロナール抗体は強い中和活性を持っていない可能性が高い。しかし抗ヒトIL-18モノクロナール抗体を5クローン樹立し,ヨーロッパ呼吸器学会誌に報告した。現在,"IL-18に対する高い中和活性能を持つモノクロナール抗体作成には,抗IL-18受容体抗体が良い"との作業仮説を持つに至っている。
|
Research Products
(2 results)