2006 Fiscal Year Annual Research Report
2焦点マイクロフォーカス蛍光X線による高分解能立体撮影システムの開発
Project/Area Number |
18659352
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
豊福 不可依 九州大学, 医学部, 教授 (10117179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東田 善治 九州大学, 医学部, 教授 (80128305)
徳森 謙二 九州大学, 大学院歯学研究院, 助手 (40253463)
有村 秀孝 九州大学, 医学部, 助教授 (20287353)
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Keywords | 放射光 / 蛍光X線 / 立体撮影 |
Research Abstract |
最近、乳がん検診における早期発見の重要性が大きな社会的関心をよんでおり、乳がんの診断に最も有効であるとされている乳房X線撮影(マンモグラフィ)が急速に普及しつつある。マンモグラフィを用いても100ミクロン以下の微小石灰化の描出は不可能であり、より高分解能、高コントラストのイメージング技術の開発は乳がん早期発見に大きな意味を持つ。本研究では、最小10ミクロンの大きさにマイクロビーム化した2本の白色放射光を金属ターゲットに照射した励起した2焦点マイクロフォーカス蛍光X線源を開発することを目的とする。 1.2焦点マイクロフォーカス蛍光X線源の開発 従来の1焦点のシステムに、ほぼ同型の蛍光X線ターゲットボックスをタンデムにつないだ2焦点線源を設計した。 2.放射光施設での実験と評価 2焦点蛍光X線源のプロトタイプの基本的性能評価を行った。また、画像検出系の物理特性評価を行った。このため、各種のマンモ用ファントム、解像度チャートによる測定を行った。 3.3次元画像解析ソフト開発 乳がんのステレオ撮影画像から3次元的情報を得るためのソフト開発を行った。 4.国内および国際学会での発表・情報収集 医学物理国際学会(ソウル)、第1回九州アジアシンクロトロン光バイオメディカルイメージングシンポジウム、ヨーロッパ放射線医学会、日本医学物理学会、日本放射線技術学会等の国内外学会で関連する研究成果の発表を行うとともに、他の研究者と意見交換をおこなった。
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Research Products
(3 results)