2007 Fiscal Year Annual Research Report
プロテオグリカンを用いた腫瘍マーカーおよび、血行転移阻害剤開発のための基礎研究
Project/Area Number |
18659391
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
竹之下 誠一 Fukushima Medical University, 医学部, 教授 (10167489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 哲史 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70457779)
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Keywords | プロテオグリカン / 種瘍マーカー / 血行転移 |
Research Abstract |
研究計画(1)Flow Cytometric Analysis 大腸癌細胞株、胃癌細胞株、乳癌細胞株3種類ずつを低酸素培養し、抗Snmdecan-4抗体とα5-Integrin抗体を用いて癌細胞表面に存在するSnmdecan-4とα5-Integrinを測定した。その結果、乳癌細胞株では有意な結果はみられなかったものの、大腸癌細胞株では低酸素培養細胞株では有意にこれらの発現上昇があることが確認された。 研究計画(2)クロマチン免疫沈降法による解析 抗HIF抗体を用いクロマチン免疫沈降法を行なった。比較する細胞群は低酸素培養細胞群と通常酸素濃度培養群である。Hypoxia Responsive Element(HRE)の有無により発現の増強に差がみられることが確認できた。 研究計画(3)Real Time PCRを用いてsyndecan-4とα5-integrinのmRNA解析 手術標本から得られた大腸癌検体からRNAを抽出しReal time PCRを用いてsyndecan-4とα5-integrinの発現解析を行なった。癌患者サンプルでは有意に発現増強が認められた。
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