2007 Fiscal Year Annual Research Report
ジェノタイピングによる肺癌におけるチロシンキナーゼ遺伝子変異に関する研究
Project/Area Number |
18659407
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
佐々木 秀文 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 講師 (00336695)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 義敬 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40156831)
矢野 智紀 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (40315883)
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Keywords | EGFR / チロシンキナーゼ / 分子標的 / 肺癌 / Nras / PIK3CA |
Research Abstract |
肺癌のEGFRチロシンキナーゼドメイン内の既知の変異型にあわせたプローブを用いた、高感度、迅速なEGFR変異検出系を確立し、肺癌における遺伝子変異を検討してClin Cancer Res(2005;11:2924-9)Lung Cancer(2006;50:375-84)に報告してきた。この系を応用して、PIK3CA遺伝子のエクソン9および20の高頻度変異箇所に特異的なプローブを作成。これを用いたPCRアッセイシステムを確立し報告した(Lung Cancer2006;54:209-15)さらに追加実験として、リアルタイムPCRを用いた遺伝子コピー数(PIK3CA)を検討して、2007 Lung Cancer誌に報告した。この系は、食道癌症例にも応用して検討した。ライトサイクラーを用いたジェノタイピングの系としては、肺癌におけるNrasおよびKras遺伝子変異を検討し報告した(Oncology Reports 2007;18:623-628)
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