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2006 Fiscal Year Annual Research Report

麻酔薬作用における中枢神経系各部位の果たす役割解析

Research Project

Project/Area Number 18659465
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

重松 昭生  産業医科大学, 学長 (30037428)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南 浩一郎  自治医科大学, 医学部, 講師 (70279347)
瀬川 賀世子  産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (70289578)
横山 徹  産業医科大学, 医学部, 助手 (80425321)
上園 保仁  長崎大学, 医歯(薬)総合研究科, 助教授 (20213340)
Keywords中枢神経系 / 麻酔機序 / イオンチャネル / 脊髄後根神経節細 / パッチクランプ法 / トラマドール / ケタミン / デクサメデトミジン
Research Abstract

中枢神経系や脊髄のどこの部位が麻酔薬の作用機序にどのように関わっているのかは、麻酔機序を解き明かす上で非常に興味深い。抗侵害刺激は一次痛覚神経が脊髄後角に入り脊髄を上行し中枢神経へ伝えているが、麻酔薬がどの部位で作用しているのかは明らかでない。一方、動脈血管造影法が臨床でも広く使用され栄養動脈を選択的に造影できる。この技術を応用すれば、微小カテーテルを挿入し低容量の麻酔薬を投与することで、選択的な脊髄を麻酔することが可能である。
今年度はウサギを用いて、鼠径動脈から微小カテーテルを栄養動脈に挿入し、低容量の静脈麻酔薬を持続的に注入し麻酔作用における中枢神経の部位を同定を行っているが、麻酔の方法などに改良の余地があり、本年度も継続して行う予定である。また、中枢神経の部位において、受容体、イオンチャネルなどの麻酔薬ターゲット分子を同定の第一段階として脊髄後根神経節細胞にターゲットをしぼり、そこでのラットにおける神経相同部位をスライスし、パッチクランプ法を用いて、イオンチャネルに対する麻酔薬の影響解析を開始している。その結果として、中枢神経にいたる経路のなかでも脊髄後根神綾節細胞が重要であることを示唆するデータを得ている。
今後は麻酔薬のターゲット受容体(サブスタンスP受容体、TRP受容体イオンチャネルなど)のRNAを組織から抽出し、アフリカツメガエル卵母細胞発現系に発現させ反応を解析し、麻酔機序、鎮痛機序解明の一助にしたいと考えている。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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