2006 Fiscal Year Annual Research Report
侵害刺激に対するアセチルカルニチンの鎮痛効果について
Project/Area Number |
18659466
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
田村 仁美 産業医科大学, 医学部, 助手 (00425315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 政則 産業医科大学, 医学部, 助教授 (70169176)
小原 剛 産業医科大学, 医学部, 助手 (10425316)
井上 義崇 産業医科大学, 医学部, 講師 (60279346)
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Keywords | アセチルカルニチン / 鎮痛 / ミクログリア紬胞 / サイトカイン / ATP |
Research Abstract |
実験(1)ラットアストログリア細胞(以下RCR-1細胞)におけるLPS及びATP刺激によるTNFα産生試験RCR-1細胞を5×105/mlに調整し、500μlを24穴プレートにて37℃で12時間培養した。 PBS洗浄後、DMEM+10%FBS 500μlを添加し、LPS濃度0,0.1,1,10,20 n g/mlまたはATP濃度0,1,10,100,500mM,1Mを加えた。37℃で6時間培養後、 TNFα産生量を測定した。 実験(2)RCR-1細胞におけるアセチルLカルニチン(以下ALC)によるLPS及びATP刺激下TNFα産生抑制 試験 RCR-1細胞を5×105/mlに調整し、500μlを24穴プレートにて37℃で12時間培養した。PBS洗浄後、DMEM+10%FBS 500μlを添加し、0,1,10,100μM、1,5mMのALCを添加後15分後にLPS10ng/mlまたはATP 1mMを加えた。37℃で6時間培養後、TNFα産生量を測定した。 実験(3)ラットミクログリア細胞におけるALCによるLPS及びATP刺激下TNFα産生抑制試験 ラットミクログリア細胞を5×105/mlに調整し、100μlを96穴プレートにて37℃で12時間培養した。PBS洗浄後、専用ミクログリア試験液を150μl添加し、ALC濃度0,1,10,100μM、1,5mMを添加後15分後にLPS10ng/mlまたはATP1mMを加えた。37℃で6時間培養後、TNFα産生量を測定した。 結果 実験(1)TNFαassay kitを用いてTNFαレベルを測定した。LPSおよびATP刺激各濃度下のTNFαは非常に低レベルであった。TNFα assay kit Ultra sensitiveを用いて高感度測定したが、TNFαレベルは最高9.4pg/ml未満となり有意な反応は認められなかった。 実験(2)及び(3) RCR-1、ミクログリアともにLPS及びATP刺激下での有意なTNFα産生が認められないためALCのTNFα産生抑制効果の有無は現在のところ検定出来ておらず、研究中である。
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Research Products
(1 results)