2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659527
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中島 龍夫 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40095633)
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Keywords | 再生医学 / 発生・分化 |
Research Abstract |
マウス骨格筋由来細胞C2C12を用いて、細胞がどのようにして2次元環境と3次元環境を認識して区別しているかについて、C2C12細胞をコラーゲンゲル内で三次元培養を行い、NFκBを制御する物質の動態とインテグリン、細胞骨格の関係について解析を行った。 マウス骨格筋細胞C2C12を1型コラーゲンコート上2次元培養ならびにコラーゲンゲル内三次元培養下に培養し、48時間培養しBrdU取り込み率、蛋白定量、CPKアッセイを行い、筋特異的蛋白については分化の後期に出現するMyoD, myf-5,myogenin, myosin, desmin, sarcometric chainについて免疫染色、ならびにwestern blottingを行いて定量を行った。その結果、3次元培養下でC2C12の分化が促進することが示された。 NFκBファミリーとその関連物質(cRel, ReIA, Re1B, p52, p50, IκB, Bcl-3など)について、免疫染色を行い、核移行するかどうかで、コラーゲンゲル内三次元培養下での活性の有無を検討したところ、cRelの核移行が認められた。 NFκBの活性をブロックするペプチド(SN50 cell permeable inhibitor peptide, CARBIOCHEM)とそのコントロールペプチドを添加して、コラーゲンゲル内のC2C12の分化が変化するか否か検討したところ、SN50によりC2C12の分化は抑制された。 さらに、3次元培養下で発現が変化する物質につき、用いてDNAマイクロアレイで比較した。
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