2006 Fiscal Year Annual Research Report
高機能性チタン合金表面酸化皮膜の生体安全性酸化チタンへの改質
Project/Area Number |
18659568
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
米山 隆之 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教授 (00220773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塙 隆夫 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (90142736)
土居 寿 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助手 (30251549)
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Keywords | チタン合金 / 表面改質 / 酸化皮膜 / 組成分析 / 耐食性 / 生体安全性 |
Research Abstract |
1.合金素材の準備 (1)Ti-6Al-4V合金、Ti-6Al-7Nb合金、Ti-50.85Ni(mol%)合金、Ti-15Mo-5Zr-3Al合金の素材に関し、規格、製造方法などについての関連情報を調査、整理した。 (2)情報に基づき納入可能先と打合せを行ない、合金素材の加工法、熱処理、表面仕上げについて調整し、合金試料の素材となる材料を入手した。 (3)各種合金素材について、試料作製時の寸法、加工法、表面仕上げを可及的に統一するための一次加工方法について検討し、実施した。 2.合金試料の作製 (1)表面構造解析および耐食性に関する各種試験条件について検討し、各合金試料のサイズを直径8mm、厚さ1mmの円板状とし、表面構造解析面については鏡面研磨仕上げという条件に決定した。 (2)試料作製のための切断装置、研磨装置に関し、必要な用具を選定し、試験加工を繰り返し、試料作製条件を決定した。 3.チタン合金の表面構造解析方法 (1)各チタン合金試料の表面構造解析方法について、X線光電子分光分析装置(XPS)による予備実験を実施した。 (2)得られたデータに基づき表面構造解祈を実施するための処理について調査を進め、十分な解析データが得られる方法を決定した。 4.チタン合金の電解処理方法 (1)チタン合金の表面処理を実施するため、電解処理方法の検討を行なうとともに装置の整備を行った。 (2)各チタン合金試料を用いて予備実験を行い、電解処理条件について検討した。 5.耐食性試験方法 (1)各チタン合金試料を用いて予備実験を行い、耐食性試験方法について検討した。
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