2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659634
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
長谷部 真木子 Akita University, 医学部, 准教授 (60241676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 範子 秋田大学, 医学部, 教授 (10222944)
佐々木 真紀子 秋田大学, 医学部, 教授 (40289765)
工藤 由紀子 秋田大学, 医学部, 助教 (20323157)
小稗 文子 秋田大学, 医学部, 助教 (80375245)
杉山 令子 秋田大学, 医学部, 助教 (80312718)
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Keywords | 抗癌剤 / 薬剤調製方法 / 曝露防護策 / 職場環境 / 労働安全衛生 |
Research Abstract |
1.抗癌剤の調製・与薬に関する全国調査の結果を国内学会にて報告した 第27回日本看護科学学会学術集会にて,18年度に実施した抗癌剤の調製・与薬に関する全国調査の結果を「抗癌剤調製における作業の実態」と「抗癌剤の調製・与薬における手技の実態」の2報に分けて発表を行った. 2.抗癌剤の調製・与薬における使用物品や手技による汚染状況の確認(実験方法の検討) 抗癌剤入りの点滴ボトルに輸液セットを装着する,点滴ボトルを交換する,等の仕事は調査した看護師の8〜9割が何時も実施していた.抗癌剤入りの点滴剤でプライミングする,ボトル交換はスタンドにかけたままで実施する等の手技が3〜4割実施されていた.また,抗癌剤の調製を実施する場合にアンプルを静置せずにカットする,注射器の空気を外部に排出する等は7〜8割実施されていた.使用物品ではルアロック式注射器の使用は3割,閉鎖式輸液セットは5割であった.これらの手技や使用物品を用い実験的に汚染状況を把握する事とした.その実験方法は,蛍光トレーサー(Fluorescein)入りのアンプルとバイアルを用い(ファシール社製ケモチェックキット),調製および与薬を実施し,その後ブラックライトで汚染範囲を特定するものである.蛍光が見えるよう暗室を準備し,作業台には無漂白剤の用紙を使用する.汚染量の把握のためには視覚的に汚染量を測定する手技の訓練および統一が必要であり,データ収集に向けて予備実験中である.
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Research Products
(1 results)