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2008 Fiscal Year Annual Research Report

看護情報のアドバンスデザインにおける要素データの写像化についての基礎理論的研究

Research Project

Project/Area Number 18659635
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

浅野 美礼  University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (00273417)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 櫻井 利江  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80254473)
Keywords写像 / メタデータ / 看護情報 / リレーショナルデータベース / グラフ理論
Research Abstract

最終年度である平成20年度は、看護行為を表す写像の性質について詳細な検討を行った。
患者についての主観的データとして存在しうるすべてのデータの集合S{s;s1,s2,...,sn}から看護者が任意の元を任意の個数iだけ取り出して作った集合Si(i=1,...,n)とは、看護者による主観的患者主観データである。同様に、看護者が選択した主観的客観患者データについても集合Ojを考えることができる。この直積を考えてDijとしたものが、看護者アセスメントを導くデータ集合となる。
しかし、看護者に選択されたなかった患者主観データや患者客観データが存在する。すべてのSiを元とするsのべき集合II(s)と、すべてのOjを元とするoのべき集合II(o)を考えると、II(s)とII(o)の直積がDが、Dijの母集合に相当する。
Dの要素には、ナースが考察しうるすべてのアセスメントの集合A{a;a1,a2,...}が対応しなければならない。a1,a2,...から任意の元を任意の個数kだけ取り出して集合Akを作り、すべてのAkを元とするべき集合II(A)を考える。
看護の理論あるい,ま看護過程の首尾一貫性に立脚して、集合Dの各要素に対してII(A)の要素はひとつだけ対応すると考える。すると、この対応はDからII(A)への写像である。この写像をfについては、「単射とは限らない」「全射とは限らない」ことをこれまで論じたが、臨床的には看護診断の逆引き的な使用を警告する意味がある。
またfは実際にはナース個々人が持つ機能で、II(A)上に作る像の大小でアセスメント能力を比較することが可能になる。具体的には、像が小さければ、結果として対応できるケアの範囲が小さくなると考えられる。看護診断エンジンを立ち上げてその能力を図る際にも、これが活用できると考えられる

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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