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2006 Fiscal Year Annual Research Report

起業看護者の育成に関する研究: 看護者のキャリア選択の多様化に向けて

Research Project

Project/Area Number 18659643
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

勝原 裕美子  兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (60264842)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) リボウィッツ志村 よし子  青森県立保健大学, 保健科学部, 教授 (50305033)
田路 則子  法政大学, 経営学部, 助教授 (00322587)
鹿住 倫世  高千穂大学, 経営学部, 助教授 (00349193)
ウィリアムソン 彰子  兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (40382262)
Keywords起業 / 起業看護者 / 起業教育
Research Abstract

1.看護起業者へのインタビュー
日本、アメリカ、シンガポールにおいて19名の起業看護者に対してインタビューを実施。その結果、主に以下の点が明らかになった。
1)成功している起業家は、(1)起業前に苦労談や修行経験がある、(2)人脈を大切にしている、(3)自社の強みが明確である、(4)情報量が多い、(5)チャレンジを楽しんでいる、(6)ビジネスは手段でありさらに大きな目標を持っている。
2)起業によって大切だと考えていることは、(1)アイデア実現に向けた行動、(2)忍耐力、(3)理解者の存在,(4)客観的に評価されること
3)看護起業者を増やすためには、以下のようなことが必要である。(1)起業モデルを身近に作る、(2)看護起業の相談窓口の設置、(3)経営知識の取得機会、(4)人脈作りの機会
2.一般看護スペシャリスト(専門看護師・認定看護師・認定看護管理者)への質問紙調査
一般看護師1490名(回収率79.8%)、専門看護師81名(回収率48.5%)・認定看護師937名(回収率44.1%)・認定看護管理者175名(回収率57.6%)に起業意識に冠する調査を実施。主に以下の点が明らかになった。
1)一般看護師よりも、スペシャリストの方が起業への興味を持っている
2)起業へのイメージは一般看護師もスペシャリストも、「リスクがある」「難しい」が上位であったが、「可能性を感じる」「やりがいがある」などが続いた。
3)組織内起業や、産官学連携などの言葉に対する認知は高くない
4)起業したいと回答したスペシャリストの目的は、「専門性の発揮」が最も高かった。
5)起業に必要なことは、一般看護師もスペシャリストも「経営知識」「資金」「支援者・アドバイザー」を上位に選んでいた。
6)起業に必要な支援制度としては、一般看護師もスペシャリストも「事業計画や会社設立に関する個別アドバイス」を最上位に選んでいた。
7)今後起業する予定は、一般看護師は9.2%、スペシヤリストは8.7であった。
3.看護学生への質問紙調査
X大学看護学部4回生90名に看護起業に関する2コマの授業を実施。実施前後で起業に対する考え方の変化を探索した。その結果、主に以下の点が明らかになった。講義前に起業に興味があったのは17.4%であったが、講義後には40.6%となった。起業してみたいと思うかについては、33.3%が興味をもっており、その実現のために必要なものとして、「経営知識」「資金」「支援者・アドバイザー」「専門的知識や技術」が挙げられた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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