2008 Fiscal Year Annual Research Report
学生のフィジカルアセスメントにおける体表的に臓器の位置を理解できる教育環境の整備
Project/Area Number |
18659648
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
中野 隆 Aichi Medical University, 医学部, 教授 (30148332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 徹也 名古屋大学, 医学部, 准教授 (50275153)
林 省吾 愛知医科大学, 医学部, 講師 (60349496)
小澤 由紀 愛知医科大学, 医学部, 助教 (80367755)
太田 慶一 愛知医科大学, 医学部, 助教 (10465528)
春田 佳代 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (60329828)
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Keywords | フィジカルアセスメント / 看護教育 / 体表解剖 / 解剖セミナー / 3次元構造 / 質問紙調査 |
Research Abstract |
平成20年度の研究を以下の通り進めた。 平成19年度に実施した「看護学生のための人体解剖セミナー」の自記式質問紙調査を分析し,セミナーの有効性を考察した。その結果,1.臓器の位置の大きさや距離感がつかめた,2.身体の立体的なイメージや実際の位置関係を理解できた等の反応があり,『段階的解剖術式』により,フィジカルアセスメントに必要な3次元的な理解が深まったことが明らか1となった。また,セミナー前後での知識の比較においては,受講後に得点が上昇していたことから,知識の向上にも繋がったことが明らかとなった。以上の成果は,日本看護技術学会第7回学術集会にて発表した。さらに,フィジカルアセスメント関連科目受講時に実際に役立ったかを評価することを目的に自記式質問紙調査をおこなった(カリキュラムの関係で一部受講生には19年度に実施)。調査期間:平成20年3月と7月。結果:フィジカルアセスメント教育の講義前に,解剖セミナー(解剖見学)を体験することは,参加学生の「セミナーでの観察が,フィジカルアセスメントを受講する際に大変役立った」「臓器の位置確認に役立った」等の意見から有意義であると考える。以上のことから,フィジカルアセスメントを受講する学生にとって,3次元的な構造を理解し,体表的に臓器の位置を理解するためには,人体解剖による観察は有効であることが考えられる。 今後も,看護医療の基礎として重要なフィジカルアセスメント教育の,より理解が深められる教育環境の整備が課題である。
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Research Products
(2 results)