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2007 Fiscal Year Annual Research Report

慢性疾患を持つ学童期の小児のレジリエンスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 18659651
Research InstitutionHirosaki Gakuin University

Principal Investigator

齋藤 美紀子  Hirosaki Gakuin University, 看護学部, 講師 (40312508)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高梨 一彦  和洋女子大学, 人文学部, 教授 (80197110)
北宮 千秋  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (10344582)
鈴木 光子  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (90113810)
Keywords慢性疾患 / 学童期 / レジリエンス / ストレス / 病気体験
Research Abstract

本研究は、慢性疾患を持つ学童期の小児でしばしば見られる心理的な強さ、すなわちレジリエンスの特徴について明らかにしようとするものである。レジリエンスを構成する要因同士の関係性に着目し、尺度による測定を試みて,学童期の心理的ストレス体験におけるどのような条件がレジリエンスの形成に資するのかを明らかにし、慢性疾患を持つ学童のレジリエンスの構成概念の明確化を行う。さらに、疾患および治療に関連した困難な状況にポジティブに対応できる能力の形成を支援するための具体的な手がかりを見いだすことを目的としている。
本年度は、学童期の子どものレジリエンスの測定方法についての検討を中心に研究を進めた。レジリエンスの定量的な測定方法に関する国内外の先行研究を分析し、学童期にある子どものレジリエンスを測定するための測定方法を検討して測定尺度の原案の作成を試みた。その結果,レジリエンスの測定方法に関して、関連する要因の定義をさらに明確にする必要があることが明らかとなり、関連する事例や文献の調査を加えた。測定の内容として、もともと個人が持っ個人内特性要因の測定と、リスクと強化の両方に作用すると考えられる外的な要因の測定、さらに、ライブイベントの継続的な影響がレジリエンスを形成することが強く示唆されることから、レジリエンスに関わる要因の変化を縦断的に測定することが重要であることが明らかになった。同時に疾患を持つ学童期の子どもへの面接を進めており、その結果を反映させて尺度の試案を作成しており、プレテストを実施する段階である。

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Published: 2010-02-03   Modified: 2016-04-21  

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