2006 Fiscal Year Annual Research Report
卵巣がん患者の化学療法によるコスメテックな変化とQOLに関する研究
Project/Area Number |
18659663
|
Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
村田 節子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 助教授 (00239526)
|
Keywords | 卵巣がん / コスメテック / スキンケア / ボディーイメージ / 化学療法 |
Research Abstract |
平成18年度、久留米大学医学研究科、個別最適医療系先端医療対象疾患学における研究としてプロトコールを作成し、研究の倫理審査を平成18年5月29日に申請し承認された。プロトコールの概要は以下のとおり ■研究タイトル:婦人科がん患者の化学療法によるコスメテックな変化とQOLに関する研究 ■研究目的:1)婦人科がんで癌化学療法を受けた対象者の皮膚の変化を検証し、それにふさわしいスキンケアの方法を検討する。2)皮膚の様々な変化が、日常生活やQOLに及ぼす変化について検証する。 ■実施方法 1)半構成的面接法による聞取調査(許可が得られた場合は録音を行う)。 ・聞き取りの主な内容:(1)一般項目、(2)主な副作用とその出現程度(主観的)、(3)皮膚の症状と主な変化(主観的)、(4)スキンケア方法、(5)皮膚の変化による心理的な状態、(6)そのほか 2)皮膚状態の測定:抗がん剤治療を受けた人の皮膚角質水分量、皮膚水分蒸散量、皮膚の色及び油分の変化を観察(CK社製のマルチプローブアダプターMPAを使用) ●対象者及び人数:婦人科癌で告知後抗がん剤治療を受けており、同意を得られた方。50名以上。 ●データ収集場所:久留米大学(福岡県久留米市)久留米大学病院婦人科 ■データの分析方法 1)聞き取り調査:聞き取りで得られた情報をカテゴリー化し、内容を質的に分析する。 2)皮膚の状態:解析は、項目ごとに数値化し、エクセルを用いて統計的に解析する。 ■対象者へのインフォームドコンセント:被験者本人への説明文書によりインフォームドコンセントを行い、同意書への署名をもって行う。 ■現在の研究進行状況:対象者からのデータ収集中(2007年3月現在:10名分)
|