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2006 Fiscal Year Annual Research Report

乳がん患者のシンプトンクラスターを緩和する対話式看護介入プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 18659671
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

内布 敦子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20232861)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒尾 晴惠  兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (50326302)
川崎 優子  兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (30364045)
成松 恵  兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (20438261)
Keywords乳がん患者 / シンプトンクラスター / 遠隔看護 / セルフマネジメント / ホルモン療法
Research Abstract

1.研究目的
本研究の目的は、乳がん患者のシンプトンクラスター(以下SC)とするについて明らかにし、scを緩和する看護ケアを開発することである。平成18年度は、乳がん患者が体験しているSCの様相(症状間の関連、増強・軽減因子など)を明らかにし、次年度の対話式Web看護介入プログラムの開発に向けて準備を行うことを目的とした。
2.研究方法
化学療法あるいはホルモン療法によるホルモン障害をもつ乳がん患者を対象に文献検討を行い、乳がん患者のSCの様相について明らかにした。また、SC研究の第一人者である米国の看護研究者を招聘し、SCに関するセミナーの開催および研究についてのスーパーバイズを受けた。
3.研究結果
CINAHL、MEDLINE、医学中央雑誌システムを用いて文献検討を行った結果、以下の点が明らかになった。(1)SCとして研究報告されている主な症状は、倦怠感、睡眠障害、痛みであるが定義は明確でなく、乳がん領域ではまだ研究ざれていない。(2)ホルモン障害による症状はホットフラッシュ、発汗、疲れ、肩こり、睡眠障害、体重増加、セクシュアリティの問題などであり、これらが睡眠障害や気分障害を生じさせ日常生活やQOLへ影響している。(3)症状の測定の間題として測定用具の種類と選択、測定のタイミング、影響因子、日常生活やQOLへの影響があげられる。(4)マネジメントとしては休息や食事による生活調整、運動、リラクゼーション(イメージ療法、呼吸法)などの非薬物的介入が試みられているが、まだ確立されておらず研究段階である。
また、米国の看護研究者によるセミナーを開催して知見を深めると共に、本研究の方向性についてスーパーバイズを受けた結果、研究デザイン、対象者の選定、測定用具と評価方法、具体的な介入プランについて専門的アドバイスを受け、次年度以降の看護介入プログラム作成に向けての示唆を得ることができた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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