2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659674
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
中嶋 カツエ 久留米大学, 医学部, 助教授 (10279234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 佳代 久留米大学, 医学部, 講師 (10289499)
和崎 陽子 久留米大学, 医学部, 助手 (70421302)
藤丸 知子 久留米大学, 医学部, 助教授 (90341370)
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Keywords | 更年期女性 / ヘルスリテラシー |
Research Abstract |
本研究の目的は、高齢化予備軍である更年期女性が自らの健康を維持・増進し、快適で安心した生活を至るために、どのように健康情報を得、理解し、活用しているのかというヘルスリテラシーの実態を明らかにし、更年期女性のヘルスリテラシーを測る指標の開発につなげることである。 今年度は、更年期女性のヘルスリテラシーに関する本調査票原案を検討する為の予備的調査を実施した。 1.福岡県下の市町村で実施されている健康診査における更年期女性の受診状況の調査 調査予定の市町村の健康診査について、老人保健事業の報告・インターネットからの情報の収集および電話・面接による聞き取り調査を行い、40歳〜59歳の女性の基本健康診査・子宮癌健診・乳癌健言の受診率等の概要を把握した。 2.更年期女性のヘルスリテラシーに関する質的調査 (1)対象:研究協力に同意を得た40歳台女性7名、50歳台女性7名 (2)方法:40歳代グループ・50歳台グループへの計2回のフォーカス・グループ・インタビュー法 (3)結果:更年期女性のヘルスリテラシーに関連した要因として、(1)健康意識、(2)健康状態(疾病・更年期症状)、(3)保健行動(生活習慣)、(4)ストレスマネージメント、(5)人間関係、(6)健康に目する資源等を抽出し、ヘルスリテラシーの段階として、「情報の入手」・「理解」・「選択」・「活用」・「批判」・「応用」等を分析した。 3.更年期女性のヘルスリテラシーおよび関連要因に関する量的調査 (1)対象:福岡県下の40歳〜59歳の女性200名 (2)方法:研究協力者を通して対象者に、質的調査により考案したヘルスリテラシーの評価項目および関連要因について無記名による自記式質問紙を配布し、郵送法にて回収した。 (3)結果:回収数160部、回収率80.0% ヘルスリテラシーの本調査票原案を策定のため調査結果を分析中である。
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