2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18659674
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
中嶋 カツエ Kurume University, 医学部, 准教授 (10279234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 佳代 久留米大学, 医学部, 講師 (10289499)
加藤 陽子 久留米大学, 医学部, 助教 (70421302)
藤丸 知子 県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 教授 (90341370)
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Keywords | 更年期女性 / ヘルスリテラシー |
Research Abstract |
1.19年度は,18年度に実施したフォーカスグループインタビューによる質的調査及び,40〜59歳の女性200人に対する予備調査より得られた結果の分析をもとにヘルスリテラシーに関する本調査を実施した。対象は調査協力に同意の得られた福岡県下の6市町及び2事業所で実施されている集団健康診査に訪れた40〜59歳の女性1,164名で,自記式質問紙を用い郵送法により628部(54.0%)を回収し,有効回答である615部を分析対象とした。調査時期は平成19年10月〜12月である。調査票の内容は,基本的属性,更年期症状を含む健康状態,健康意識と健康管理行動,ヘルスリテラシー測定項目(宮本他による測定項目を基に更年期女性に対応させ作成),ヘルスコンピテンス,健康に関する日常生活習慣,ストレス対処能力である。 2.結果及び現在までの分析 対象の平均年齢は50.4±5.7歳で40歳代が42.0%,50歳代が58.0%である。自然閉経女性の平均閉経年齢は,50.7±2.5歳であった。対象者の81.4%は健康であると自覚しており,51.1%が自分の健康づくりへの取り組みは熱心であると答えた。更年期症状は,40代より50代が,未閉経者より閉経者が,治療中の病気を持つ人が得点が高く,ヘルスコンピテンスやストレス対処能力と逆相関の関係であった。ヘルスリテラシー測定項目の因子分析の結果,3因子を抽出し,『健康情報の探究』『健康情報の探究』『健康行動への活用』『健康情報の批判』とした。累積寄与率は52.2%であった。 『健康行動への活用』『健康情報の批判』は,ヘルスコンピテンスに正の相関がみられた。
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Research Products
(3 results)