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2006 Fiscal Year Annual Research Report

摂食・嚥下障害予防のためのトレーニングプログラム開発・介入基準作成および効果測定

Research Project

Project/Area Number 18659678
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

千葉 由美  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助手 (10313256)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山脇 正永  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (30302855)
植松 宏  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80100957)
森田 定雄  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (20202426)
戸原 玄  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助手 (00396954)
Keywords摂食・嚥下障害 / 予防 / トレーニングプログラム / 介入 / 基準作成 / 効果 / 非侵襲検査
Research Abstract

摂食・嚥下障害予防のためのトレーニング開発に向けて、アウトカム指標の設定では、可能な限り信頼性の高いパラメーターの使用が不可欠と考えている。現在は、病院以外の限られた環境下では障害の程度や内容を問診表形式のスクリーニング表や専門家による臨床所見で対応する状況も多い。さらに摂食・嚥下の5期は、先行期障害が他の機能低下の2次的要因となることが考えられるため、嚥下3期でまず整理していくことが重要と考える。口腔期では咀嚼、咬合、構音状態など、最大のリスクである誤嚥に関連する咽頭期では、嚥下反射や喉頭の動きなどに対する観察法、そして食道期では自覚症状を聴取する方法がある。しかしながら、これらを測定するためにさらに生理学検査(RSSTなど)の客観的データとともに、この検査以外にも信頼性の高い新たな検査法が必要と考えている。非侵襲的で簡易な方法について検討中である。現在、必要な機械が現存しないことやパラメーターとしての信頼性(利用可能か)の確証が得られておらず、後者に対してはプレテストの試行中である。今後、基礎的なデータを重ねながら、高齢者への使用実現性にも向けて試行を推進する予定である。
アウトカムとなるパラメーターを探索すると同時に、効果的な介入プログラム開発のために、現在リハビリテーションでの治療目的で実施されている摂食・嚥下障害への間接訓練の内容に基づき、部位別効果が得られるよう、医学的根拠をベースにしたプログラムを考案した。第一段階として、摂食・嚥下障害の有所見の見られないデイ通所者12名に対し、摂食・嚥下の部位・機能別に焦点化したプログラムにより介入のプレテストを実施した結果、2週間程度で嚥下機能に関する生理学検査の値が改善した。今後、この点についても例数を重ねながらプログラム内容を十分に検討する予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 摂食・嚥下障害のある患者へのケア2006

    • Author(s)
      千葉由美
    • Journal Title

      human(関西看護出版) 14

      Pages: 3-17

  • [Journal Article] 脳卒中の摂食・嚥下障害へのアプローチー「食べたい」にこたえる知識と技術-column「国立大学法人東京医科歯科大学摂食・嚥下友の会」の活動2006

    • Author(s)
      千葉由美
    • Journal Title

      看護技術(メジカルフレンド社) 52 (9)

      Pages: 21

  • [Book] 摂食・嚥下障害のVF実践ガイドー-歩進んだ診断・評価のポイントー2006

    • Author(s)
      植松宏監修, 千葉由美, 山脇正永, 戸原玄編
    • Total Pages
      114
    • Publisher
      南江堂

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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