2006 Fiscal Year Annual Research Report
退院から在宅療養のプロセスをともに歩む在宅リエゾン看護モデルの構築
Project/Area Number |
18659691
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
藤田 佐和 高知女子大学, 看護学部, 教授 (80199322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野嶋 佐由美 高知女子大学, 看護学部, 教授 (00172792)
森下 安子 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (10326449)
長戸 和子 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (30210107)
青本 さとみ 高知女子大学, 看護学部, 講師 (50264841)
川上 理子 高知女子大学, 看護学部, 講師 (60305810)
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Keywords | 在宅リエゾン看護 / 在宅リエゾン看護ケアマップ / 在宅リエゾン看護モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は、これまで分分断されていた病院から在宅へのケアを一連の継続するサービスとして、1つのチームとして行うことを目指す、病院と在宅を結ぶ「在宅リエゾン看護モデル」を開発することである。 平成18年度は、既存文献から代表的な(患者タイプ別:がん・脳血管障害・在宅酸素療法)医療継続を必要とする状態の在宅移行に焦点を当て、医療・看護ケアを抽出した。次に、在宅移行を支援した経験が豊かな熟練看護職者40名を対象に在宅リエゾン看護として、(1)新たなサービスの創造に必要な事項、(2)新たなサービスを創造するにあたっての現状分析、(3)新たな看護サービスとして実現させるための方略の視点で調査を行い、以下の結果を得た。 1.新たなサービスの創造に必要な事項 連携・体制づくり・人材配置・アセスメント・退院支援・情報提供・スタッフサポート・電話相談・メンタルヘルスケア・ダイレクトケア・制度改革・地盤づくり等について、具体的に必要な内容 2.現状分析 連携体制・人材不足・社会動向・システム・情報分析・セクショナリズム・情報提供・制度整備・家族の問題・知識不足・患者の問題・説明附則・地域の問題等についての現状分析の内容 3.実現させるための方略 教育活動・ネットワークづくり・人材配置・システム構築・人材育成・啓発活動/認知向上・情報交換・制度整備・モデル化・新規サービス展開・現状把握・新規ツール開発/導入・交渉・日常ケアの質の向上などについての方略 次年度は、量的調査の結果とインタビューの結果を統合し、在宅リエゾン看護ケアマップを作成し、実践家と研究者で検討して修正・洗練化をはかる。
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