2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18680004
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
増原 英彦 The University of Tokyo, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (40280937)
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Keywords | アスペクト指向プログラミング / ポイントカット / 型システム / テストプログラム |
Research Abstract |
本年度の研究成果は以下の4点に要約できる。 1)アスペクト指向プログラミング(AOP)言語の基礎モデルについての研究から、現在のAOP言語の型検査に関する問題点を発見し、その影響度の測定および解消のための方向性を提示した。この成果は国際会議Asian Symposium on Programming Languages and Systemsにおいてポスター発表された。 2)従来のAOP言語に対する検討から、ポイントカットの表現力とソフトウェア進化の両立が困難となることを見出した。これに対する解決策として、テストプログラムを用いてポイントカットを定義する全く新しい方法を提案し、コンパイラを試作した。この成果は国際会議Aspect-Oriented Software Developmentの本会議論文として採択、発表されている。 3)前年度に提案したAOP言語のポイントカット言語に対する新しいコンパイル方式について、実用面からの検討を行った。この成果は国際会議Aspect-Oriented Software Developmentにおいてポスター発表された。 4)前年度より行っている従来のAOP言語が持つ問題の1つである、ポイントカットの組み合わせによる誤りに関する研究として、型システムに基く検査方法の詳細化を行った。この成果は日本ソフトウェア科学会の大会にて発表され、論文誌コンピュータソフトウェアへの採録が決定している。
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Research Products
(6 results)