2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18680050
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
岳野 公人 Kanazawa University, 教育学部, 准教授 (70313632)
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Keywords | 環境教育 / 持続可能な社会 / ものづくり |
Research Abstract |
19年度は,里山保全活動の継続,自然木を利用したものづくりの題材集作成,里山保全活動マニュアルの作成,市民と協働による活動の拠点となる小屋の製作,ものづくりを通した人間性回復に関する調査について研究を実施した。 1.里山保全活動の継続 学生・市民から構成される環境保全のための組織を立ち上げた。毎週土曜日の午前中を定例として,里山活動を中心とした畑作り,里山整備,木工クラフト教室などを実施した。このうち落ち葉から堆肥をつくる活動は,論文にまとめ日本環境教育学会に掲載予定である。 2.里山保全活動マニュアルの作成 活動の記録及び資料・文献などから,里山保全活動マニュアルを作成中である。 3.自然木を利用したものづくりの題材集作成 風雪による倒木などの自然木を利用したバターナイフ,スプーン,箸,スツールなどを試作した。また,これらの題材集を作成中である。また,これらを利用した木工クラフト教室を中学生,大学生を対象にして実施した。 4.市民と協働による活動の拠点となる小屋の製作 専門家の協力を受けながら活動の拠点となる小屋を制作した。20年度は,この場所で木工クラフト教室の開催を実施する。 5.里山保全,ものづくりを通した人間性回復に関する調査 本実践活動の評価は,心理学の手続きをへて作成した調査票を用いる。保全活動に参加するメンバーに本研究において作成した調査票に半年ごとに回答してもらい,人間性の回復に関する分析を継続中である。
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