2008 Fiscal Year Final Research Report
Analyses of glycosylation-regulated tumor metastasis by chemical biology approach
Project/Area Number |
18681035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
SHIMIZU Siro The Institute of Physical and Chemical Research, 基幹研究所・長田抗生物質研究室, 専任研究員 (30312268)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 生体高分子 / 化学生物学 |
Research Abstract |
がん細胞が転移能を獲得するためには様々な要因が知られており、なかでも細胞外マトリックス分解酵素とその調節分子の異状が、がん細胞の悪性度と相関していることが多数報告されている。本研究では、細胞外マトリックス構成成分の1つであるヘパラン硫酸を加水分解するヘパラナーゼと、マトリックスメタロプロテアーゼの調節因子である糖タンパク質RECKに着目して検討を行った。その結果、ヘパラナーゼはジスルフィド結合やC末端側に存在する疎水性領域が活性化に必要であることが示された。また、RECKがMMP-9のmRNA量を減少させること、そしてその減少にはc-JunやFra-1のMMP-9プロモーター領域への結合能低下が伴っていることなどを明らかにした。
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