2008 Fiscal Year Annual Research Report
伝統技術の伝承と産学連携を融合した教育者育成プログラムの構築
Project/Area Number |
18683007
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
松久 公嗣 Fukuoka University of Education, 教育学部, 准教授 (00380379)
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Keywords | 伝統技術の伝承 / 表装 / 掛け軸 / 美術教育 / 図画工作 / 教員評価 |
Research Abstract |
1、「表装演習」での実践研究 「表装演習」は, このプロジェクトの継続性に重要な科目として平成18年度に開講した授業である。産学連携として, ミュージアムショップにおけるマーケティングリサーチを行い, そのデータを根拠に表装技術を活用した企画商品の開発とプレゼンテーションを課した。過去のデータや企画を基盤に置くことで, より高次の企画力が予測できるようになり, 学生の実践力は向上している。プロジェクト終了後もこの授業によって実践的な教育を継続することが可能であり, さらに資料となる事例の収集が期待できる。また, 企画内容は新たな教材・製品としての可能性を秘めており, 昨年度の九州国立博物館におけるワークショップを念頭においた教材開発とともに, 本学から発信する成果物・著作物の活用方法について組織・規則の充実の必要性を認識するきっかけとなり, 大学の環境が整備された。 2、「Jr. サイエンス」での実践研究 本学が主催する大学開放事業「Jr. サイエンス」において, 学生が主体となって書写と掛け軸を融合したワークショップを実践した。時間や対象・予算に応じた企画内容の改善を繰り返し, 確実に企画力と実践力を伸ばしていることが確認された。 3、赤間小学校での実践研究 昨年度と同様に, 6年生5クラスに対して延べ70時間の実践を行った。本年度は現職教員の授業担当会を増加し, 図画工作科に対する意識の改善と基礎技能及び教育力の向上を図った。 4、研究成果の発表 3年間のプロジェクト内容をまとめ, 論文ならびに学会において発表した。プロジェクトスタッフである学生にも発表課題を課し, その内容と発表能力の変遷を記録した。
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Research Products
(3 results)