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2006 Fiscal Year Annual Research Report

単一ナノ磁性粒子の超高速スイッチングの直接計測とその制御手法の開発

Research Project

Project/Area Number 18686027
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

岡本 聡  東北大学, 多元物質科学研究所, 助手 (10292278)

Keywords磁性体 / 磁化反転 / 高密度記録 / スピンダイナミクス
Research Abstract

ハードディスク等をはじめとする次世代の超高密度磁気記録媒体の実現には,ナノ磁性体のダイナミクス挙動の解明が不可欠であり,本研究では単一ナノ磁性粒子の超高速ならびに高感度なリアルタイム磁気計測技術の開発および,超高速かつ低磁場反転技術の開発を行うことを目的としている.ここまで,パルス磁場による単一磁性粒子の磁化反転実験においては,現時点で立上り時間0.4ナノ秒以下かつ300Oeの大振幅高速パルス磁場発生装置ならびに残留磁化状態の逐次計測システムの構築に成功している.更に,それを用いた実際の単一ナノ磁性粒子を用いた磁化反転実験を開始し始めた段階であり,これまでにパルス磁場による実際の磁化反転を確認するに至っている.3年間の研究計画における1年目としては充分な成果であり,目標達成に向けて順調に遂行できていると判断している.
今後は種々の条件における単一ナノ磁性粒子の磁化反転実験を進める予定である.ここまでは残留磁化状態の計測であるため,結果の解析にはシミュレーションの併用が必要であり,現在,計算プログラムの開発も併せて行っている.更に,高速Hall効果計測系の構築も同時に進めており,ギガHz帯での信号伝送系,高周波アンプ等についての検討を行っている.他に,計測対象である単一ナノ磁性粒子の微細加工プロセスに対する検討も併せて進めており,直径40ナノメートル以下の形成ならびに,Hall効果計測における電極線の高制御位置決めによる超高感度化の実現を目指す.

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Epitaxially grown L1_0-FePt/(C, SiO_2, and Al_2O_3) granular films2007

    • Author(s)
      S.Okamoto
    • Journal Title

      Journal of Magnetism and Magnetic Materials 310

      Pages: 2367-2368

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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