• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

コンクリートー地盤ー地下水連成解析システムによる地中RC構造物の長期性能評価

Research Project

Project/Area Number 18686037
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

半井 健一郎  群馬大学, 工学部, 講師 (10359656)

Keywordsコンクリート / 地盤 / 地下水 / 長期耐久性 / 時間依存性 / 溶脱 / 数値解析
Research Abstract

地中RC構造物の施工および長期供用期間における材料/構造耐久性,耐震性能および修復限界性能を,地下水の存在/流動/長期変動および構造物を取り巻く周辺地盤との相互作用を考慮した評価を可能とする,コンクリート-地盤-地下水連成解析システムの開発を目的として,初年度は基礎的な研究を実施した.内容を以下にまとめる.
1.地中構造物の常時安定性に関する時間依存性を検討するため,実構造物に関する問題点の検討及び現行設計手法の分析を行い,課題の整理を行った.
2.地中構造物の地盤との相互作用による鉄筋コンクリート構造物の長期時間依存変形を検討するため,模型実験を行い,土圧による構造物の変形および構造物変形による土圧変化を検討した.あわせて開発した数値解析手法による解析を実施し,手法の適用性を検証した.
3.移流環境下におけるセメント改良土およびポーラスコンクリートからのカルシウム溶脱試験を行い,通水水量,溶液イオン濃度等の測定結果から劣化メカニズムの検討を行った.水セメント比の大きく異なる3種のセメント系材料の実験から,溶脱劣化の進行が流量および水セメント比に支配されていることを明らかにした.
4.コンクリートとベントナイトの複合構造において,コンクリートから溶脱するイオンがベントナイトに及ぼす影響を検討するため,数値解析および電気泳動法による促進劣化実験を行い,コンクリートからのイオン溶脱プロセスおよび溶脱イオンによるベントナイトの性能低下,水分移動等を検討した.
5.コンクリートにおける養生過程の水分供給状況の違が物質透過性能に及ぼす影響に関して,数値解析手法により検討した.
6.地中構造物の耐震性能および補強工法について,実験及び解析手法による検討を行った.

  • Research Products

    (3 results)

All 2007 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 離散配置補強筋による既設RC部材のせん断補強効果2007

    • Author(s)
      半井 健一郎, Hai LE DUYEN, 前川 宏一
    • Journal Title

      土木学会論文集E 63, 1

      Pages: 116-126

  • [Journal Article] フライアッシュコンクリートの空隙形成と水分移動・平衡の連成解析に基づく収縮特性評価2006

    • Author(s)
      半井健一郎, 石田哲也
    • Journal Title

      コンクリート工学年次論文集 28-1

      Pages: 539-544

  • [Journal Article] 熱力学連成モデルによる人工バリアの性能評価2006

    • Author(s)
      臼井達哉, 半井健一郎, 石田哲也
    • Journal Title

      コンクリート工学年次論文集 28-1

      Pages: 761-766

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi