2008 Fiscal Year Annual Research Report
レーザーリモートセンシングによる海洋クロロフィル濃度の鉛直分布に関する研究
Project/Area Number |
18686071
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Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
篠野 雅彦 National Maritime Research Institute, 運航・システム部門, 研究員 (00392689)
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Keywords | 海洋クロロフィル / 植物プランクトン / 鉛直分布 / レーザー / リモートセンシング / ライダー / 蛍光 / 海洋環境 |
Research Abstract |
研究の目的に沿って、植物プランクトン鉛直分布観測のためのライダー装置を発展・改良し、レーザー2波長(紫外光、緑色光)、観測4波長(水ラマン散乱光、青色蛍光、緑色弾性散乱光、赤色蛍光)の船舶搭載同軸観測型蛍光ライダーシステムを完成させた。 また、H20年度の具体的課題として挙げた4つのサブテーマについて、それぞれ以下の結果を得た。 1)4波長ライダー装置について、試験水槽で深度30mまでの感度性能評価 海技研深海水槽(深さ35m)を用いて、静水およびターゲット水の各深度での観測を行い、十分な検知能力と鉛直分解能があることを示した。 2)複数の海域で、海洋クロロフィル濃度鉛直分布のライダー観測 昨年に引き続き、東京海洋大学「青鷹丸」による東京湾・相模湾海洋調査観測、および鳥羽商船高専「鳥羽丸」による伊勢湾海洋調査観測を行った。 3)ライダー観測データを他の観測データと比較・整理し、結果を公表 ライダー観測線上の数点においてCTD観測を行い、ライダー観測データと比較した。また、沿岸海洋において潮目の観測が可能であることを示し、国際会議、国内学会等で発表した。 4)クロロフィルライダーの航空機搭載に関する検討 ライダー装置の航空機搭載案を作成し、実験用航空機を所有するJAXAと実現性の検討を行った。
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Research Products
(3 results)