2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18700009
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉田 真紀 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 助教 (50335387)
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Keywords | 長期署名 / 汎用的結合 / 安全性 |
Research Abstract |
本研究では, セキュリティ技術である長期署名について以下を目的とする. (A) 既存の標準仕様(XAdESおよびCAdES)が保証する安全性を評価. (B) 長期署名が目標とすべき安全性を適切に定式化. (C) 目標とすべき安全性を保証できる長期署名を設計し実装. 本年度は, 長期署名について以下の研究を行った. 長期署名が目標とすべき安全性を汎用的結合可能性の理論に基づき適切に定式化(目的(B)を達成) : 必須安全性は, 電子文書に対して長期署名を「作成した時」に電子文書の真正性「いつ」「誰が」「何を書いたか」を確認できること(生成時真正性)と, 長期経過後に確認できること(長期真正性)である. 本年度はごく最近に他グループによって定式化された長期署名の安全性を参考に, 昨年度に定式化した生成時真正性と長期真正性を改良・拡張した. また, 昨年度に引き続き, 推奨プロファイルの様々な項目のうち, 長期真正性の補強に特に重要となる項目を対象として, それらに対応する安全性の定式化を行った. 既存の標準仕様に従う長期署名の試作(目的(C)を達成) : 今年度は, 標準仕様の選択的な定義のうち, 必要と判断されるサブセットを選択し, そのサブセットをもつ長期署名システムの試作を行った. その他(研究課題の発展) : 汎用的結合可能な安全性を検証するための形式的手法の設計と一部試作を行った. また, 要素技術となる暗号を設計した.
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Research Products
(13 results)