セキュリティ脆弱性診断支援システムの研究開発

2006 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18700063
• Research Institution: Hiroshima University
• Principal Investigator: 田島 浩一 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助手 (50325205)
• Keywords: セキュリティ / 脆弱性診断 / ネットワーク管理

Research Abstract

本年度はセキュリティ脆弱性診断支援システムの構築を行い、より効果の高い診断支援システムの研究を進める目的で以下の通り実施した。
1)本研究課題の基盤であり次年度以降も継続利用する「脆弱性診断支援システム」の試作について、本年度に予定していた「システム管理者向けの診断支援システム」部分を実装した。
2)診断支援システムの構成方法についてセキュリティに配慮した構成となるように研究開発を行い、試作の後に所属部署である大学の情報センター部署内で部分的な試行を開始した。
3)構築した試作環境を用いて実際に脆弱性診断を行い、診断に要する時間等の性能測定および診断を行う事のサーバ等への影響について評価を行った。
4)診断システムの利用および診断の結果について、評価に必要な統計的な比較等を行うプログラム等を作成し、脆弱性診断支援システム利用の効果についての評価を開始した。
来年度は、本年度実施した診断支援システム利用についての評価をまとめるとともに結果を踏まえ、次年度以降に実装予定の「ネットワーク管理者向けの診断支援システム」の機能についてより高い効果が期待される診断支援システムについての研究およびその実装と評価を進めたい。