2007 Fiscal Year Annual Research Report
高度な情報検索システムのための認識誤りの質に着目した音声認識戦略
Project/Area Number |
18700188
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
南條 浩輝 Ryukoku University, 理工学部, 助教 (50388162)
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Keywords | 音声認識 / ベイズリスク最小化 / 探索アルゴリズム / 情報検索 / 単語重要度 |
Research Abstract |
音声入力型の情報検索システムにおける音声認識戦略,具体的には,情報検索に致命的な影響を与える単語やフレーズの誤りを重要視し,そのようなものの誤りを最小にする音声認識戦略について研究を進めてきた.本年度の研究の具体的内容は以下のとおりである. 1.重要単語とその重要度の自動推定の研究 情報検索に致命的な影響を与える単語やフレーズとその影響(重要度)を自動で推定するための研究を行った.単語重要度の自動推定アルゴリズムを提案し,標準的なWEB検索システムシステムを用いてNTCIR-3 WEB検索タスクで評価を行った.低コストで効率よく適切な単語重要度が推定できることがわかった.現在はより効率的な手法の検討と他のタスクでの評価の準備を継続して行っている. 2.音声認識アルゴリズムの評価 ゆう度に基づくN-bestリストにもとづく音声認識手法と事後確率(コンフュージョンネットワークから計算)に基づく音声認識手法を評価した.両手法ともに認識精度の改善が行えることを示した.本アルゴリズムは多言語音声コンテンツの認識枠組みとの統合も可能であることを示した.
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