2006 Fiscal Year Annual Research Report
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18700212
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| Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
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Principal Investigator |
吉田 香 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (60315174)
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| Keywords | ユビキタス / ユーザモデル / データベース |
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| Research Abstract |
平成18年度は,本研究課題に不可欠であるデータ取得に着目して研究開発を行った.まず,位置計測機器として,RFIDタグとRFIDタグリーダを用い,市街地での実験が可能であるかどうかを検討した.その結果,市街地での実験に利用可能な位置計測機器が選定できたため,北九州市の協力を得て,市街地で位置計測実験を行った.平成18年12月小倉駅周辺にて,RFIDタグ200個,RFIDタグリーダ20局を用いて実験を行い,システムを試作するためのデータを取得した.また,同時に,従来の人流計測手法であるカウンタを用いた計測を行った.本人流計測実験は(1)計測者を設置する必要がないため人件費を削減できる可能性があること,(2)RFIDタグリーダを設置するためデータ収集が容易であること,(3)RFIDタグリーダで読み取った情報をサーバに収集することによりリアルタイムに情報の閲覧が可能になること,(4)従来のカウンタを用いた人流計測では不可能であった任意の人の歩行経路を追跡できること,という利点があったが,被験者にRFIDタグリーダを持たせなければならないためサンプル数が得にくいという問題点も明らかにすることができた.さらに,本人流計測実験で得られたデータを再現する人流シミュレーションシステムの試作を行った.本シミュレーションシステムは,人流計測データの再現だけでなく,ユーザモデルを用いた行動シミュレーションを行うことができるよう設計した.試作システム上で,人流計測実験で得られたデータを用いて市街地全体の人の流れを再現し,複数人の動きを同時に観察できることを確認した.
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