2007 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス産業におけるパテント・トレードシークレット権利化区別適用基準の確立
Project/Area Number |
18700250
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
佐々木 秀康 Ritsumeikan University, 情報理工学部, 准教授 (60383923)
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Keywords | 特許 / パテント・マップ / パテント・マッピング / トレード・シークレット / 情報産業 / 情報技術 / ユビキタス / 知的財産権 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ユビキタス産業の知財戦略におけるパテント・トレードシクレット・マッピング分析の確立である。知的財産戦略を策定するために、特定の技術に対して、特許を取得するか、トレードシークレットにとどめるか決定する分析ツールである「パテント・トレードシークレット・マッピング」(Patent Trade-Secret Mapping)の手法を実現する。 情報産業、とりわけ、ユビキタス・ネットワークに関する「ユビキタス産業」において、特許のみで技術を保護することが困難になっている現実がある。現在の知財戦略は、技術的な視点から、パテントとトレードシークレットの権利化区別適用基準を明確化し、日本発の技術を保護する緊急の必要がある。 本研究は、上記の権利化区別適用基準を、「パテント・トレードシークレット・マッピング」として、フローチャート化して視覚的に明確化することを具体的な目的とした。本19年度は、前年度に確立した、情報家電産業における技術分野の特許取得樹形図化手法であるパテント・マッピングを一般化し、情報システム全般におけるリーディング技術を対象とした、パテント・トレードシークレット・マッピング、すなわち、トレード・シークレットを公開してしまう危険な特許取得を判断する基準を策定した(国際査読付学術雑誌1件、国際学会査読論文3件,英文図書編著1件)。最終年度の課題は、リーディング技術である組み込みソフトウェアに着目したパテント・トレードシークレット・ポートフォリオの構築である。ポートフォリオ構築については、適用手法として、パテント・トレードシークレット・マッピングを基礎に、リーディング技術の特許取得とトレードシークレット保持の現状について、ネットワーク上での情報調査を続行するとともに、ライセンス業務を支援する応用性の高い方式への更なる発展を実現する予定である。
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Research Products
(5 results)