2006 Fiscal Year Annual Research Report
リアルタイム脳波波形処理法を利用した脳波インタフェースの基礎研究
Project/Area Number |
18700409
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
船瀬 新王 名古屋工業大学, 工学研究科, 助手 (60378239)
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Keywords | 脳波 / 眼球運動 / 脳波インタフェース / 独立成分解析 / 単一試行 |
Research Abstract |
今期は,記憶誘導性眼球運動の計測とそのデータを単一試行ごとに解析することを行った.主に,理化学研究所の電磁シールドがしてありノイズの少ないデータにおける解析である.シールドルーム下での計測は,眼球運動前の脳波と眼球運動の関連性を詳細に検討するためには重要なことである.この解析の結果,記憶誘導性の眼球運動と視覚誘導性の眼球運動とでは,眼球運動に特有な脳波波形に差が見られることを明らかにした.また,この差は眼球運動の意志決定機構の影響であると言うことも明らかにした.この結果について,生体医工学分野の国際会議である,World Congress on Medical Physical and Biomedical Engineering(WC2006)等にて発表を行った. 上記の研究と平行して,計測した脳波の単一試行下での解析を行った.単一試行時の脳波解析には独立成分解析を使用した.この結果,単一試行時の脳波解析時でも眼球運動に関連した脳波が抽出することができることを明らかにした.このことは,本課題のリアルタイム脳波波形処理に向けた第一歩となる.この結果は,生体医工学分野の国際会議である,2006 IEEE Engineering in Medicine and Biology 28th Annual Conference等で発表を行った.
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