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2006 Fiscal Year Annual Research Report

慢性閉塞性肺疾患に対する胸郭外陰圧式人工呼吸器使用と運動療法の有用性

Research Project

Project/Area Number 18700458
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

山内 克哉  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助手 (40377750)

Keywords慢性閉塞性肺疾患 / 胸郭外陰圧式人工呼吸器 / 運動療法
Research Abstract

この研究の目的は、COPD患者に対する胸郭外陰圧式人工呼吸器(RTX)を用いた有用性の報告はなく、呼吸機能、自律神経機能、運動耐用能の面から効果判定を行い、有用性の検討を加えることである。RTXを使用する短期的効果は、胸郭外から陰圧、陽圧を加えることで呼吸筋の疲労が軽減され呼吸疲労の改善となり、機能的残気量が減少し、血中二酸化炭素濃度の低下が予想される。その際、静脈還流量が増加し、一回拍出量の増加となり、交感神経活動が抑制され、心拍数も減少することが予想される。呼吸機能だけでなく、循環動態にも影響すると思われ検証する。
平成18年度は、急性増悪した3名のCOPD患者に対して、RTXを使用して効果判定を行った。3名とも呼吸困難感は減少して良好な結果となった。1名は、一秒率は変化を示さなかったが、%VCの改善を示した。他の1名は、呼気流量が改善し、3ヶ月使用で胸郭拡張差も改善し、可動性も改善した。残りの1名は、呼吸機能の面では改善を示さなかったが、自覚症状と6分歩行での改善がみられた。
H19年度は、安定期COPD患者に対してRTXを使用した呼吸循環の効果を検討する。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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