2007 Fiscal Year Annual Research Report
慢性閉塞性肺疾患に対する胸郭外陰圧式人工呼吸器使用と運動療法の有用性
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18700458
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
山内 克哉 Hamamatsu University School of Medicine, 医学部附属病院, 助教 (40377750)
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Keywords | 慢性閉塞性肺疾患 / 胸郭外陰圧式人工呼吸器 / 6分間歩行 |
Research Abstract |
COPD患者に胸郭外陰圧式人工呼吸器(RTX)を使用し、その有用性を、呼吸機能、自律神経機能、運動耐用能の面から検討を加えた。RTXを使用する短期的効果は、胸郭外がら陰圧、陽圧を加えることで呼吸筋の疲労が軽減され呼吸疲労の改善となり、機能的残気量が減少し、血中二酸化炭素濃度の低下が予想される。その際、静脈還流量が増加し、一回拍出量の増加となり、交感神経性動が迎制され、心拍数も減少することが予想される。外来COPD患者の呼吸リハビリテーションの一手段として、RTXが妥当であるか検討した。対象拭重度の外来GOPD男性患者4名(半均年齢71歳)、%VC72-106%、FEV1.0%30.2-44.5%の重度の閉塞性換気障害があり、呼吸困難はHugh-Jones分類III-IV度であった。呼吸リハビリはRTXのみ使用(週1回、30分間)。RTXの設定は、吸気圧=-20cmH_2O、呼気圧=+10cmH_20、I:E比=1:1.5、呼吸回数15回で行った。1ケ月毎にRTX施行前後で肺性量、一秒量、ピークフロー、胸郭周囲径、6分間歩行を測定した。RTX1回使用の前後評価では、胸郭周囲径が4例ともに使用後に増加していた。しかし他項目での有意な改善は見られなかった。RTXの使用頻度が増すと、自覚症状として呼吸困難感も減少するようになってきた。3ヶ月後の評価で、4例全員に6分間歩行め維持または改善を未しだ(180→382,405→510,319→375,460→479)。ピークフロー(L/min)は4例中3例で改善64→93、94→128、195→195)し、1例は減少(124→96)した。肺活量、一秒量、胸郭周囲径に著明な改善は認めなかった。RTXを3ケ月間、間欠的に使用する事により4例中3例に長期的効果がみられた。残りの1名は、病気の進行により悪化したと考えられる。りの1名は、病気の進行により悪化したと考えられる。
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Research Products
(2 results)