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2006 Fiscal Year Annual Research Report

琉球舞踊における動作単元データベース「動作辞書」の構築

Research Project

Project/Area Number 18700496
Research InstitutionGunma Prefectural Women's University

Principal Investigator

波照間 永子  群馬県立女子大学, 文学部, 講師 (80336487)

Keywords琉球舞踊 / 技法 / データベース / 動作
Research Abstract

今年度は、これまで考案してきた「動作特性」データを主とする検索項目に加え、新たに、動作の「意味特性」を検索項目として設定するため、下記の具体的な分析・調査を実施した。
1.動作単元の「意味特性」抽出のための構造分析
「意味特性」を抽出するに際して、Smithsonian InstitutionのDr.Kaepplerがトンガの舞踊の構造分析に援用したLinguistic Methodを適用して作業を進めてきたが、トンガの舞踊が歌詞との写実的対応(Poetic Movements)が顕著であるのにたいし、琉球舞踊は「作品全体」の意味内容をシンボライズした抽象性(Symbolic Movements)を有すことから、Linguistic Methodの分析指標を、そのまま援用することにある種の限界が認められた。
2.作品内容と伝承に関する聞き取り調査
そこで、「作品」の意味内容およびその伝承方法に関する詳細な聞き取り調査を実施した。その成果を比較舞踊学会大会にて口頭発表し、論文にまとめた『琉球・沖縄研究』。
上記の構造分析と聞き取り調査から、琉球舞踊は「動作単元」という観点から細分化して表示するだけでなく、「作品」のコンテクストにおける「動作単元」の位置づけを踏まえた表示方法を検討すべきだと認識した。次年度の課題としたい。
(追記)本課題の内容にたいし、2006年11月、沖縄文化協会賞(仲原善忠賞)を受賞した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 舞踊家オーラル・ヒストリー : 児玉清子の生涯2007

    • Author(s)
      波照間 永子
    • Journal Title

      琉球・沖縄研究 創刊号(印刷中)

  • [Journal Article] 舞踊学におけるオーラル・ヒストリー研究の課題と展望 : 琉球舞踊のアーカイブ化をめざして2006

    • Author(s)
      波照間 永子
    • Journal Title

      比較舞踊学会第17回大会プログラム

      Pages: 20-21

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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