2007 Fiscal Year Annual Research Report
知的好奇心の触発によるユビキタスラーニング環境に関する研究
Project/Area Number |
18700651
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
緒方 広明 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究, 准教授 (30274260)
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Keywords | ユビキタスラーニング / 教育・学習支援システム / モバイルラーニング / 知識ウェアネス / 携帯情報端末 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ワイヤレス・モバイル端末を用いたユビキタスコンピューティング環境において、学習者の知的好奇心を触発し、日常的な学びを支援する「ユビキタス協調学習環境」をデザインし、実際にシステムを開発・評価することである。 (1)評価実験のための教材データベースに教材を登録した。システムとしては、擬態語・擬音語学習支援システムや、PDAを用いたモバイル日本語学習支援システム、映像と実世界オブジェクトのリンクによる学習体験映像の再利用支援システムなどを開発した。 (2)学習コミュニティの支援方法を提案し、プロトタイプシステムに実装した。 (3)プロトタイプシステムを用いた評価方法を提案し、評価を行った。 (4)研究成果をまとめ、申請の旅費を用いて国内外の論文誌への投稿や国際会議で発表を行った。これまでの研究成果は、Springer社より「The Role of Technology in CSCL」という題目の著書として出版を行った。特に、11月に広島市で行われた国際会議ICCE2007(International Conference on Computers in Education)において、8件の発表を行い、ワークショップにおいて、Best Paper Awardを受賞した。また、ユビキタスモバイル学習環境に関する国際ワークショップをカナダトロント、中国香港、日本広島市において3回開催した。さらに、2008年3月には、中国北京にて開催された会議WMUTE2008(International Conference on Wireless, Mobile, and Ubiquitous Technologies in Education)にておいて、「Computer Supported Ubiquitous Learning: Augmenting Learning Experiences in the Real World」という題目で招待講演(Keynotespeech)を行った。また、来年6月には、台湾で開かれる国際会議にて、招待講演を予定している。
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Research Products
(6 results)