2008 Fiscal Year Annual Research Report
知的好奇心の触発によるユビキタスラーニング環境に関する研究
Project/Area Number |
18700651
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
緒方 広明 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (30274260)
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Keywords | ユビキタスラーニング / 教育・学習支援システム / モバイルラーニング / 知識アウェアネス / 携帯情報端末 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ワイヤレス・モバイル端末を用いたユビキタスコンピューティング環境において、学習者の知的好奇心を触発し、日常的な学びを支援する「ユビキタス協調学習環境」をデザインし、実際にシステムを開発・評価することである。 1. 評価実験のための教材データベースに教材を登録した。システムとしては、擬態語・擬音語学習支援システムや、PDAを用いたモバイル日本語学習支援システム、映像と実世界オブジェクトのリンクによる学習体験映像の再利用支援システムなどを開発した。 2. 学習コミュニティの支援方法を提案し、プロトタイプシステムに実装した。 3. プロトタイプシステムを用いた評価方法を提案し、評価を行った。 4. 研究成果をまとめ、申請の旅費を用いて国内外の論文誌への投稿や国際会議で発表を行った。これまでの研究成果は、Springer社より「The Role of Technology in CSCL」という題目の著書として出版を行った。特に、2008年8月に和歌山市において開始された国際会議Collab Tech 2009(International Conference on Collaboration Technologies)およびに10月に台北市で行われた国際会議ICCE 2008(International Conference on Computers in Education)おいて、Best Paper Awardを受賞した。また、ユビキタスモバイル学習環境に関する国際ワークショップを徳島市において開催した。さらに、2008年6月には、台湾にて開催された国際会議MUCTEL 2008(International Conference on Mobile, Ubiquitous, Classroom Technologies Enhanced Learning)にておいて、招待講演(Keynote speech)を行った。また、2009年7月と10月にも、それぞれ異なる2つの国際会議にて、招待講演を予定している。
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Research Products
(20 results)