2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18700660
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
小坂 崇之 Kanazawa Technical College, 国際コミュニケーション情報工学科, 講師 (10367451)
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Keywords | コンテンツ・アーカイブ / バーチャルリアリティ / ユーザインタフェイス / 情報工学 / 教育工学 |
Research Abstract |
研究計画に基づき、MRを用いた舞踊学習システムを作成した。ユーザに磁気センサとカメラ付きヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)を装着し、カメラで得られた実画像に3DCGの師匠画像をリアルタイムに合成する。ユーザの身体動作に合わせて「スケルトンマーカ」(提案手法)の表示を行い、スケルトンマーカに沿って身体を動かすことで学習するシステムを製作した。また、昨年度に開発を行った呼吸センサをとりいれ、舞踊中の呼吸についてグラフと音声で提示することで、舞踊においての呼吸法を学習することを可能とした。 本研究では、身体動作と密接な完成のある呼吸情報を取得することで舞踊を学習するシステムを提案した。本システムを用いることにより舞踊だけでなく様々な動作(ダンスやゴルフのスイング)にも応用することが可能になる。しかし、カメラとHMDの視野角が狭く、スケルトンマーカの位置を確認するのが困難という問題や、HMDや磁気センサのケーブルが重く、学習者に大きな負担を強いることとなった。広視野のHMDや光学式のモーションキャプチャを用いることでこの問題を解決することができる。 また、開発した呼吸センサとニオイセンサを用いた吹き矢型デバイスの開発を行った。公衆とは飲食する我々にとって避けては通れない問題であり、指摘し難いなどタブーの容易記である。我々はタブーの領域である口臭を入力として用いるインタラクティブシステムを提案した。提案システムを平成20年9月12〜13日の2日間、日本未来科学館で展示を行った。体験した子供たちの中には、口臭を臭くするために、普段好き嫌いで食べなかった豆やトマトジュースなどのなどを食べる姿も見られた。このように口臭を用いることで好き嫌いを矯正できるようなシステムの可能性を示すことができた。
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