2006 Fiscal Year Annual Research Report
小学校における質問力育成のための指導法・カリキュラム開発に関する実践研究
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18700662
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Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
Principal Investigator |
生田 淳一 九州共立大学, 経済学部, 講師 (70412450)
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Keywords | 授業法開発 / 指導法 / カリキュラム / 認知過程 |
Research Abstract |
本研究は、「質問力」を育みたいという教育実践の場の二一ズに応え、実践との協同を通して「教授法・カリキュラムの開発」を行う研究である。長期的なゴールとして「学校レベルでのカリキュラム開発」を想定しているが、ここでは短期的なゴールとして「学級・学年レベルでの質問力育成の可能性、あるいは指導法の改善等に役立つ情報を得ること」を設定した。平成18年度は、(1)児童の実態を把握すると共に、授業実践での問題点を明らかにする。(2)児童の認知過程と具体的な教授方法とを結びつけ、効果的な教授法の条件を見いだす、という2つの課題を設定し、基礎データの収集を行った。小学校において収集した授業実践のデータについて、現在、分析の作業中である。そのため、結果の詳細については報告できないが、行っているデータ収集・分析の手順は次の通りである。(1)データ収集(実態把握のためのデータ収集)方法1:再生刺激法を利用し児童の授業場面における認知過程についてのデータを収集する。方法2:観察・ビデオ記録により授業過程についてのデータを収集する。(2)分析・評価(記録された実践の過程分析と児童の認知過程の分析)目的1:協力校の対象クラスにおける問題点を明らかにする。目的2:質問力育成のための具体的な教授行動とはどのようなものか明らかにする。方法:アンケートなどの量的分析。授業中の相互作用などの質的分析。なお、平成19年度は、データ収集方法の再検討と分析方法の工夫を進め、総括を行う予定である。
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Research Products
(3 results)