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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトレトロポゾンL1タンバク質と宿主細胞機能とのクロストーク

Research Project

Project/Area Number 18710167
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

相澤 康則  Tokyo Institute of Technology, バイオ研究基盤支援総合センター, 講師 (90418674)

Keywordsレトロポゾン / シグナル伝達 / 細胞ガン化 / 転写制御 / L1
Research Abstract

本研究計画実施前の予備実験から、ORF1pの過剰発現がヒト細胞(Hela)で宿主遺伝子の1つ、インターロイキン8(以下、IL8)の細胞内mRNA量を上昇させることが分かっていた。そこで本研究プロジェクトでは、ヒトレトロトランスポソンL1にコードされているタンパク質のひとつ、ORF1pの細胞機能の同定を目指した。
平成18年度の研究により、ORF1pはIL8のプロモーター活性を上昇させないことがルシフェラーゼ・レポーターアッセイから明らかになっている。そこで平成19年度は、IL8遺伝子の3'UTRをルシフェラーゼ下流に挿入したレポータープラスミドを用いて、ORF1pによるIL8 mRNA安定化の可能性を検討した。これまでのところ、IL8 3'UTR においてORF1p過剰発現によるレポーターmRNAの安定化に寄与している配列部位は同定されなかった。以上の結果から、ORF1pによる内在性IL8遺伝子の発現上昇は、一般的に見られる転写開始あるいはmRNA安定化によるものではなく、例外的な分子メカニズムによって誘発されていることが強く示唆された。そこで、クロマチン構造との関連性を調べるために、レポータープラスミドを染色体に組み込んだ細胞株を作成した。
さらに本年度は、ORF1pの機能を解明することを最終目的として、ORF1pと細胞内で結合するタンパク質を同定するために、ORF1pにFLAGタグをつけた融合タンパク質を発現するプラスミドの作成を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Retrotransposon adaptation into the human transcriptome2007

    • Author(s)
      相渾康則
    • Organizer
      ASEB Meeting Mobile Elements in Mammalian Genomes
    • Place of Presentation
      Tuscon, USA
    • Year and Date
      20070602-07

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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