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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ペリーのアメリカにおける視覚的身体とジェンダー

Research Project

Project/Area Number 18710221
Research InstitutionKochi Women's University

Principal Investigator

長妻 由里子  高知女子大学, 文化学部, 講師 (50347663)

Keywordsアメリカ文化 / 身体 / ジェンダー / 写真 / 雑誌 / ペリー
Research Abstract

研究目的:ペリーの日本来航の前後(1840〜1860年)における文化が、イラストや写真において、どのように表象されているか、また発刊年、雑誌の種類、題材(被写体)によって、いかなる差異が現れているかについて、全体を把握する。また、日本人や文化についても、取り上げられ方や表現を見る。
研究方法:(1)絵についてはHarper's New Monthly Magazine vol.1〜24全巻について、イラストを中心として、記事内容も含め考察を行なった。ロチェスター大学図書館において調査を行い、1850年代前後の雑誌文献について研究した。これらにあわせ、女性向け雑誌も調査し、比較を行なった。(2)写真については、ジョージ・イーストマン・ハウス国際写真博物館およびボストン・アセーニアムで調査し、ダゲレオタイプを中心として検証した。また、発明当時の写真撮影について技術的側面も学んだ。
研究成果:雑誌におけるイラスト数の割合が、年を追うごとに高くなっていることが分かった。女性向け雑誌および、同じ雑誌の中でも女性をターゲットとした項目のイラストは、一般向け(男性向け)のものと身体の表象に差が見られることが明らかになった。題材によっても描き分けられている。日本人については、ペリー前後で多くの雑誌で取り上げられており、スケッチの他、写真から絵を起こしていることも分かった。写真技術については、1840-60年代で、質の良い写真を撮影と、それを残すことが、具体的にいかに困難であるかを認識した。また、写真の比較により、被写体とともに時間や時代が空気として写し込まれている表現と、その技術的可能性を理解した。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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