2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18720114
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
須田 孝司 Sendai National College of Technology, 総合科学科, 准教授 (60390390)
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Keywords | 言語学 / 第二言語習得 / 日本人英語学習者 |
Research Abstract |
本研究は,英語と日本語の非対格動詞の構造に関わる要素を最新の生成文法理論(ミニマリスト・プログラム(Chomsky,2004,2005))に基づき再分析した上で,素性レベルの習得を明らかにすることを目的としている。そのため,これまでは以下のような研究計画を立て,日本人英語学習者の非対格動詞の習得について調査研究を行ってきた。 (1) ミニマリスト・プログラム(Chomsky,2004,2005)にもとづき,日本語と英語の受動態と非対格構文の構造を再解釈し,研究対象を絞り込む。 (2) 絞り込んだ研究対象をもとに仮説を立て,東北大学(小泉政利研究室)においてパイロットスタディーを行う。また,実験方法・データ収集法について検討する。 (3) ごく早い時期にパイロットスタディーを行う。 (4) パイロットスタディーの結果を分析する。 (5) 本実験の準備を行う。 19年度は,(3)以降の段階に取り組む予定であったが,E-Primeを使った行動実験で思ったような結果を出すことができず,本実験の準備まで行うことが出来なかった。20年度は,19年度の結果を詳細に検証し,思ったような結果を出せなかった原因を克服し,本実験を行いたいと考えている。
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